スマホがあるなら、防災ラジオまで置かなくてよいのではと思っていました。けれど、停電や回線の混雑でスマホを使い続けにくい場面を考えると、連絡・地図を見る道具と、放送を受け取る道具は、同じ一台に任せないほうがよさそうです。

防災ラジオはスマホの代わりではありません。電話も地図検索もできない一方で、乾電池や本体の充電で放送を聴ける受信手段です。この記事では、手回し機能の有無だけで決めず、聴きたい放送の周波数と、停電中にどう電源を保つかから選ぶ順番を整理します。

スマホがあっても、防災ラジオは必要ですか?

スマホだけで十分か不安なら、防災ラジオは「スマホの予備」ではなく、情報を受け取る経路を一つ増やす道具として検討する価値があります。 ただし、どの災害でも必ず受信できる道具ではありません。放送局や受信環境、本体の電源がそろって初めて使えます。

スマホは、緊急速報、自治体の情報、地図、家族との連絡を一台で扱える大切な道具です。一方で、内閣府の情報提供手段の整理では、携帯電話のメールや緊急速報メールは端末の残量がある間に使える手段とされ、ラジオ放送は乾電池で長時間利用できる情報手段として整理されています。どちらかを捨てるのではなく、連絡はスマホ、放送の受信はラジオというように役割を分ける考え方です。(内閣府「帰宅困難者等への情報提供ガイドライン」PDF)

また、災害時にSNSで見かけた情報を判断できないときは、放送や自治体などの公的機関の情報も確認するよう内閣府は案内しています。ラジオは、ネット上の投稿をそのまま信じないための確認先の一つになります。(内閣府「災害時におけるインターネット上の偽・誤情報について」)

スマホと防災ラジオの役割分担を示す図。スマホは連絡・地図・公式情報の確認に使い、電池を連絡と地図に残し、防災ラジオは放送を受け取る手段として使う

停電が長引く家では、手回しだけでなく乾電池でも動かせるかを見ます

自宅に置く一台なら、手回し・ソーラー・USBだけでなく、市販の乾電池でも動かせる機種は、電源を分けて考えたい家庭の候補になります。 手回し機能は、充電する手段が尽きたときの助けになりますが、放送を聴き続ける電力をすべて手回しだけでまかなえるとは限りません。

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¥7,700 税込・2026年8月時点の価格

取得時の商品説明には、単3形乾電池3本のほか、手回し・ソーラー・USBでの給電、AM/FM(ワイドFM対応)、非常灯・非常用アラームを備えていると記載されています。FMは76.0〜108.0MHz、AMは522〜1710kHzとされているため、普段聴きたい局の周波数を確認してから候補にできます。

説明にあるラジオ使用時間の目安は、内蔵バッテリーで約55時間、単3形乾電池で約48時間、手回し発電を10分行った場合は約80分です。実際の使用時間は音量や条件で変わるため、購入後は電池を入れて、受信・操作・充電方法を平時に試しておく必要があります。

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スマホへの給電機能やライト、アラームが付いた機種もありますが、多機能であることだけを優先しません。まず確認したいのは、停電中に「放送を聴く」ための電源が何通りあるかです。乾電池を使う予定なら、本体だけでなく指定本数の未使用電池と、入れ替え方を一緒に備えます。

手回し防災ラジオと乾電池式ポケットラジオは、どちらを選びますか?

家の中で電源の選択肢を増やしたいなら手回し・ソーラー・乾電池を併用できるタイプ、避難袋や普段の持ち出し用なら乾電池式の小型ラジオが比較の出発点です。 どちらにもAM/FMと聴きたい周波数帯があるかを、機能より先に確認します。

乾電池式は、電池が切れたら交換するという手順が明確です。手回し式は、予備電池がないときにも本体を動かす経路を持てます。ただし、手回し・ソーラー・USBの表記があっても、何分回すと何分聴けるのか、乾電池を使えるのかは商品ごとに異なります。「手回し」と書かれているだけで安心せず、商品ページの取扱説明書や電源仕様まで確認してください。

防災ラジオを選ぶ順番を示す図。1番目に防災マップで聴きたい局のAM・FM・ワイドFMの周波数を控え、2番目に手回し・ソーラー・USB・乾電池など電源の種類と指定の電池の本数を確認し、3番目に平時に受信・操作・充電を試す。ライトやスマホ給電はこの3点の後に確認する

ラジオ おしゃれ イヤホン付き ラジオ 小型

ショップ:youtatsu楽天市場店

4.2(113件のレビュー)
¥2,390 税込・2026年8月時点の価格

取得時の商品説明には、単4形乾電池2本(別売)で動くAM/FM・ワイドFM対応の小型ラジオと記載されています。受信周波数はAMが530〜1605kHz、FMが76〜108MHzで、片耳イヤホンが付属します。停電時に交換用の乾電池を用意しておける家庭で、受信の役割を絞る候補です。

商品説明の電池持続時間は、新品アルカリ乾電池でイヤホン使用時にAM約57時間・FM約55時間、スピーカー使用時にAM約45時間・FM約38時間とされています。家族で聴くのか、一人でイヤホンを使うのかで、必要な電池の備え方も変わります。

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「スマホの充電もできる一台」と「ラジオだけを乾電池で動かす一台」は、優劣ではなく役割の違いです。スマホの残量を連絡や地図の確認に残したいなら、放送を受け取る道具を別にするという選択もできます。

防災ラジオを使う場所で選ぶ図。自宅用の候補は電源の選択肢を増やしたいときの手回し・ソーラー・乾電池対応ラジオ、持ち出し用の候補は予備電池と一緒に乾電池で放送受信を続けたいときの小型ラジオで、どちらも聴きたい局のAM・FMの周波数を確認する

防災ラジオは、AM・FM・ワイドFMのどこを確認すればよいですか?

最初に確認するのは、住んでいる地域で災害時に確認したい放送局の周波数と、ラジオの受信範囲が重なるかです。 「ワイドFM対応」という言葉だけでなく、AMとFMの受信周波数が商品説明にどう書かれているかを見ます。

内閣府は、防災マップに情報収集のためのラジオの周波数などを掲載して周知する必要があるとしています。自治体の防災ページ、地域の放送局、普段使っている防災マップで、確認したい周波数をメモしておくと、非常時に選局から迷いにくくなります。(内閣府「その他防災マップ作成上の留意点」)

ポケットラジオ FM AM ワイドFM対応

ショップ:アステラ楽天市場店

4.5(579件のレビュー)
¥1,480 税込・2026年8月時点の価格

取得時の商品説明には、単3形乾電池2本(別売)で使うAM/FM・ワイドFM対応のポケットラジオと記載されています。AMは530〜1600kHz、FMは76〜108MHzで、スピーカー時の電池持続時間はAM約50時間・FM約48時間とされています。

同じ説明では、イヤホン時の目安はAM約57時間・FM約55時間、重さは約60gとされています。一方でIPX3は完全防水ではなく、水に浸さないよう案内されています。避難袋に入れるなら、乾電池を別に保管し、水濡れを避けられる置き方まで決めておきます。

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ラジオは音声だけの情報手段なので、避難所の場所を地図で探すことや、家族に連絡することはできません。だからこそ、ラジオだけに頼るのでも、スマホだけに頼るのでもなく、自治体の防災情報、緊急速報、ラジオ、家族の連絡方法を事前に組み合わせておくことが必要です。

手回し式と乾電池式は、何を比べれば選べますか?

比べる順番は「聴ける周波数」「電源の種類」「使い方を平時に試せるか」です。ライトやスマホ給電などの付加機能は、その3点を満たした後に見ます。 価格やレビュー数は変動するため、下の表では取得済みの商品データにある情報を比較の入口とし、仕様は販売ページで改めて確認してください。

手回し防災ラジオと乾電池式ポケットラジオ4商品の比較
商品 価格(2026年8月時点) レビュー 防水などの記載 リンク
F.R.C. エフ・アール・シー ¥7,700 — 記載なし 見る
ラジオ 防災 手回し 防災ラジオ ¥3,576 ★4.7(10) 防水 見る
ラジオ おしゃれ イヤホン付き ラジオ 小型 ¥2,390 ★4.2(113) 記載なし 見る
ポケットラジオ FM AM ワイドFM対応 ¥1,480 ★4.5(579) 防水 見る

→ 表は横にスクロールできます

表にある手回し式のうち、happypro:10000484 は取得時の商品説明では、手回し・ソーラー・USBの3充電方式、AM 520〜1600kHz、FM 76〜90MHz、IPX3相当の生活防水とされています。FMの上限は商品ごとに異なるため、欲しい局の周波数が受信範囲に含まれるかを先に確かめてください。

この比較表に並べた商品は、すべて同じ役割を完全に代替するものではありません。手回し式は電源の経路を増やしたい人向け、ポケットラジオは乾電池で放送受信を続ける役割を明確にしたい人向けです。自宅用と避難袋用で一台ずつ役割を分ける場合も、同じ放送局を実際に受信できるかを確認してからにします。

防災ラジオを買う前に、何を準備しておけばよいですか?

購入前に、聴く局・置く場所・電源を決めておくと、「あるのに使えない」を減らせます。 ラジオ本体だけを防災袋の奥に入れるのではなく、次の順番で備えを完成させます。

  1. 自治体の防災ページや防災マップで、確認したい放送局・周波数を控える
  2. AM、FM、ワイドFMで事前に控えた周波数を受信できるラジオを選ぶ
  3. 乾電池式なら指定された種類と本数の予備を用意し、別の用途と混ぜない
  4. 手回し・ソーラー・USB給電式なら、平時にラジオを聴く、充電する、ライトを点ける操作を一度試す
  5. スマホの充電は連絡や地図確認に優先して残し、ラジオは放送受信の担当として使う

いざというときに必要なのは、多機能な一台を買ったという安心感ではなく、どの局を、どの電源で、誰が操作するかが分かっていることです。スマホは連絡と公式情報の確認に、ラジオは放送を受け取る経路として、それぞれを平時から使える状態にしておきます。

まとめ

スマホがあるから防災ラジオが必ず不要になるわけではありません。停電や通信障害を考えるなら、ラジオはスマホを置き換えるものではなく、放送を受け取る別の経路です。

手回し式を選ぶなら、手回し機能だけで決めず、乾電池・USB・ソーラーを含む電源の選択肢と、AM/FMの受信範囲を確認します。乾電池式を選ぶなら、必要な電池と聴きたい局を一緒に決めます。届いたあとに一度使って、家族にも置き場所と操作を共有しておくところまでが、防災ラジオの備えです。

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